歯周治療

成人における歯科治療の基本となる治療です。(場合によっては子どもにとっても必要となります。)
というのも程度の差こそあれ日本人の約8割の方において歯ぐきにいくらかの問題(炎症)を抱えていると言われているからです。

当クリニックにおいては歯周病の進行に応じた治療を患者様と相談しながら進めていきます。
具体的な治療の内容を一言で言えば、プラークコントロールの確立ということになります。
プラーク(歯垢)、歯石を院内で除去するとともに、患者様がご自宅で実施可能な「歯磨き習慣」、「食習慣」を歯科医師、歯科衛生士といっしょに考え実行していただくということです。

歯周治療を行うにあたっては自分のこれまでの「習慣」を改めないといけない場合もあり最初はつらいこともあるかもしれません。
しかし成果が実感されてくる(歯がつるつるになる。口臭がなくなる。ごはんがおいしく食べられる・・など)と非常に喜びも大きく、あとに記載しております「メンテナンス」を多くの方に継続していただいております。
当クリニックでは歯周治療を本格的に行う場合、担当の歯科衛生士を各患者様に固定しております。
そうすることで小さな変化もできるだけ見逃さないように努めております。

歯列育形成

「歯列育形成」とは乳幼児期からの歯並び、かみ合わせの治療です。
実は歯並び、かみ合わせの早期治療に関しては歯科の世界でも賛否両論があります。

しかし当クリニックの治療では乳歯列期(6歳以下)あるいは永久歯が生え始めたころ(7~9歳ごろ)より歯並び、かみ合わせの治療を開始した場合、より少ない治療で多くの効果が得られることが多いと感じています。
これはより早い時期に正しい成長発育の軌道に修正してあげることでその子が本来持っている成長の力を引き出してあげられるからだと思っています。

歯列育形成の大きな流れとしては
  1. 歯列の形を整え、上下の関係を正しくしていく
  2. 永久歯の前歯の上下、左右の関係を正していく(7~9歳ごろ)
  3. 前歯が正しく整った後も継続して観察を行い奥歯の生え方を診ていく
    (必要に応じて治療の提案)
これらの目的のため多くの場合では「プレート」と呼ばれる治療器具を用いていきます。
(オーダーメイドで歯の型を採って作っていきます。)

当クリニックの治療の場合、適応を選択して既成の治療用具を用いることもあります。
(既製品のため、型を採る必要がない、オーダーメイドに比べ安価、といった利点があります)
子どもの歯並びを正しく導いてあげる利点は非常に大きなものがあると感じています。
美しい口元は笑顔の源だと思います。ぜひ子どもの歯並びについて関心を持たれてください。

  • 写真:歯列育形成01
  • 写真:歯列育形成02
  • 写真:歯列育形成03
筋機能療法

歯やお口の疾患には舌や唇、ほっぺたの力の入り方や物を飲み込む際の癖などにより引き起こされているものも少なくありません。
特に幼少期の癖は歯並び、かみ合わせに大きな影響を及ぼすことが知られています。

わかりやすい例で言うと「指しゃぶり」による上前歯の前突があります。4~5歳をこえて癖が残っていると不正咬合の引き金になってしまう場合もあります。
気を付けたいことは指などのお口の外からの原因だけではなく舌を出してしまうようなちょっとした癖が後々大きな問題につながってしまうということです。
したがって乳幼児期から小学校年代までは歯科医による定期的なチェックは特に大切になってきます。

このような筋機能に問題がある場合、放置しておいても良いほうには向かいません。何らかのアプローチが必要となってきます。
癖の修正や正しい機能の獲得のために装置を用いる場合も多いです。また習癖を治すための本人の努力も大切になってきますので、そのアドバイスも行います。

当クリニックにおいては既製品を用いる場合とオーダーメイド品を使う場合とがあります。また成人においても「パタカラ」という器具を用いてお口の周りの筋機能を高めるトレーニングを行うことができます。

  • 写真:筋機能療法01
  • 写真:筋機能療法02
レーザー治療
「歯質を強化する」、「歯肉の炎症を取り去る」、「簡単な外科処置ができる」など。
様々な用途に用いています。
矯正治療
幼少から成人まで行うことができます。幼少期の治療につきましては「歯列育形成」「筋機能療法」の項を参考にして下さい。中高生より成人の方につきましては一般的な歯科矯正を行う場合が多いと考えます。ブラケットと呼ばれる歯に接着させる金具(セラミック製もあります)とワイヤーを用いて正しい歯並びへと導いていきます。ほかにも歯周治療と並行して行う矯正治療も多く手掛けています。歯周病が進行しますと歯並び、かみ合わせが変わってしまい歯周病をますます悪化させてしまうことも少なくありません。そのような状態を改善または予防するために矯正歯科治療のテクニックを用いることは非常に有効な場合が多いのです。部分的な治療も可能ですので歯並びや歯ぐきの状態が気になる方は是非ご相談ください。
訪問歯科治療

お口のことで困っているけれども通院が困難な方に対しては訪問歯科診療を行うことができます。
義歯の治療、口腔ケア(歯科スタッフによるお口の清掃など)が主な治療となります。
歯周治療も制限はありますが可能な限り行います。

むし歯に関しましては歯を削る処置が院外では難しいケースが多いので条件が良い場合にのみ可能となります。
詳細は電話等で確認をお願いしたいと思います。→お問い合わせはコチラから

寝たきりになるなど歯科治療が必要なのにあきらめてしまっている方も多いのではないでしょうか。
実際はお口のケアが不十分なばっかりに疾患を重症化させてしまっている方も多いと言われています。
訪問歯科治療を受けられることによって健康の回復につながることは広く知られてきています。お困りの方は一度ご相談ください。

歯を失った後に・・・

歯を失った後そのまま放置していると歯並びが乱れ、2次的な疾患へつながる場合も少なくありません。
したがって歯を失った後は補綴(ほてつ)治療と呼ばれる歯の欠損を補う治療をおこないます。
この治療にはおおきく3通りの方法があります。

  1. インプラント 歯を失った後の歯ぐきにチタン製(体になじみやすい金属です。人工関節などにも使われます。)の人工歯根を埋め込みそれを支えに歯をつくる方法です。利点は前後の歯を削合せずに済むことですが外科手術が必要でやや費用が高額と言えます。また適応できる場合が限られますが近年では様々なテクニックが考案され従来では難しかったケースでも可能となってきています。当クリニックではベーシックな症例を院内で提供できるようにしております。難易度が高いケースなどは提携の歯科医院で外科処置を行えるような体制を整えていますので安心してご相談ください。
  2. 義歯 3本以上の連続欠損に主に適応します。すべての歯がない場合も総義歯という処置が可能です。利点は最も簡便に処置を行えることと言えます。弱点は取り外しが必要なので食事のたびに洗ってあげなくてはならないことと固い食べものは難しくなります。また部分入れ歯(歯が1~数本残っている場合)ではクラスプと呼ばれる金具を歯にかける場合が多く敬遠されてしまうこともよくあります。近年ではノンクラスプ義歯(金具がないタイプ)もありますが保健治療の適応になっていませんので少し割高になります。ただ外科(インプラント)は避けたいけど金具が見えないほうが良いという方には有効でしょう。
  3. ブリッジ 通常1~2本の欠損の時に多く用いられます。欠損した歯の両側の歯を規定の大きさに削合、形体修正しその後連続した冠を装着します。固定性で自分の歯に近い感覚で咬めますが欠点は両側の歯を削ることが避けられないことです。保険治療では基本的に金属製となります(いわゆる銀歯)が保険外の治療ではいろいろな材質を選択できます。メタルフリー(金属を用いないタイプ)で歯とほとんど変わらない色、固さを持つものもあります。また1本だけの欠損であれば保険治療でも接着性ブリッジという方法が可能となりました。これは接着力の高い接着剤を使うことにより両側の歯の削除量を極限まで少なくできる方法です。従来のブリッジと比較すると削除量を50%から80%以上減らすことが可能です。欠損の隣が削られていない歯の場合は第一選択となり得ることが多く満足度も高い方法です。
メンテナンス
お口の健康は歯科治療が終了した後の取り組み方によってずいぶん差が出てきます。
統計によりますと、治療後、何もしなかった方と定期的な歯科検診、お口の清掃をした方では、歯の喪失数に大きな違いがあるようです。
お口のトラブルを最小限にするためにメンテナンスをぜひ受けてみてください。
ホワイトニング
自宅でできるホームブリーチング
マウスガード
スポーツをするときに

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診療時間
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